大学中退 良い就職
良い就職といってもイメージは人それぞれ違うと思いますが、プライベートの時間も確保できて給料もそれなりに良い会社、スキルが身に付き人間関係の良い会社など共通する部分はあると思います。
大学中退後、就職活動が初めてとなる方も多いでしょう。
大学中退後、良い就職をするには自己分析、どんな働き方をしたいか、将来どうなりたいか、といったことも含めて良い就職先を探すことが大切になります。
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大学中退後、良い就職をするには
大学中退後、良い就職をするにはいきなり就活をスタートするのではなく、準備期間が大切になります。
お金に余裕が無く、すぐにでも就職して正社員として稼がないといけない!
といった事情がある方もいるかも知れませんが、手当たり次第に求人に応募しても内定をもらうのは難しいです。
焦って就職活動を始めるよりも、少し時間をとってしっかりと自己分析、業界研究、企業研究はする必要があります。
「やりたい仕事がない・・・、無理にいま就職しなくても良い」
という考え方もあります。
良い就職をするには本気になって就職活動に取り組む必要があります。
多少のフリーター期間はあっても良いのではないでしょうか。
なんとなく就活をしても、内定をもらうのは難しいです。
今は人手不足もあり、20代の若手人材を未経験であっても積極的に採用しようという企業は多くなっています。
フリーター就職支援サービスを利用する企業も多いですから、昔のように大学中退者は詰み、といったことはありません。
フリーター期間があってもOK、納得してから就活をする
フリーター期間があっても良いと思います。
フリーターでも週5日、フルでアルバイトすれば一人暮らしは可能ですよね。
月20万円を稼ぐ猛者もいます。
20代半ばくらいまでは就職することに納得してから、就職活動をはじめても間に合う、というのが近年の状況です。
ただし、
「やりたい仕事が見つかったら就活をする」
といっていると30歳をフリーターのまま迎えて就職活動がさらに厳しくなってしいまいます。
(30歳を越えると、フリーター就職支援サービスも利用出来ないところが増えます)
年齢を区切って、26歳になったら就職活動をする。
時間に融通の利くフリーターとして稼ぎ、旅行をしまくって納得してから就職をする。
公務員試験を27歳まで受けてみて、無理だったら民間企業の就職活動に切り替える、といった方もいるかもしれません。
大学中退したあと、無理に就職をしてミスマッチで早期退職、といった流れが一番まずいですよね。
今はフリーター期間があっても大丈夫です。
ただし、フリーターやニートのまま年齢を重ねすぎないように気をつけることが必要です。
徹底的に自己分析をする
大学中退者こそ、自己分析が重要です。
新卒者と比べ、大学中退理由はどうあれ大学を「途中で辞めた人」という、ネガティブな印象をもたれるという就活のスタートラインからハンデがあります。
企業が採用で特に気にするのが、
「厳しい状況でも辞めずに仕事を続けられるかどうか」
なのです。
そういった点が、大学中退者はすでにイメージが良くないと言えます。
自己分析を通じて、今までに粘り強く取り組んできたこと、継続して成果を挙げられたこと。
長く続けられたアルバイトがあれば、そこから何を学んだか。
辞めずに頑張った部活があれば、その経験などでも良いでしょう。
また、自己分析を通して自分はどんなことに熱中する人間か、やり甲斐を感じるのか、自分に向いている仕事は何か、といったことも言葉に出来るようにすると良いです。
自己分析の方法は色々とあります。
時間が取れるのでしたら、複数の方法を通して自己分析を行われることをおすすめします。
これからの大学中退者としての就職活動をミスマッチなく、成功させるために自己分析はとても重要といえます。
大学中退でも高給与を得るための就職先選び
大学中退者は最終学歴が高卒になる人も多く、やはり大卒と比較して給料が安くなります。
大卒と高卒の初任給は違う企業は多いです。
初任給の差が3万~5万円ほど付く企業が多いのではないでしょうか。
その給与差は昇給の金額差にもつながり、大卒と高卒の生涯賃金差は4,000万円~5,000万円とも言われます。
もちろん全ての人が上記に当てはまる訳ではありません。
起業して成功し大金を手にする人もいますし、キャリア形成に失敗して年収100万円台、200万円台で生活する人もいます。
大学中退後、最初の就職先選びがとても大切になります。
大学中退が給与・年収で不利にならない業界へ就職する
大学中退者の最終学歴は「高卒」となる人が多いと思います。
専門卒でも大卒とは給与差が付いてしまうのですが、大学中退や高卒といった学歴面で不利にならない業界に就職をすることが大切です。
そうした業界の代表がIT業界です。
実際、私もIT業界で働いていた期間がありますが、
「学歴のことを問われたことはありませんし、人に聞いた事もありません」
社内の上司、先輩社員、また常駐したメーカー社員の開発部署の方の状況を聞いても、学歴で昇進が出来ないことは無い、といえます。
(役員クラスになると別かもしれませんが、部長とかは高卒でも昇進可能)
実際、学歴を聞かれるよりも、
「何が出来るの?今までやってきた言語、開発環境は何?どんなことやっていきたいの?」
といったことを聞かれることが多いです。
ITエンジニアの求人は学歴不問が多いですが、入社後も同様です。
入社した後の環境は会社、プロジェクトによって様々ですが、スキルを身に付いていくことで学歴関係なしに仕事に呼ばれやすくなります。
大学中退後、最初の就職先は身に付くスキル重視で選ぶ
大学中退後、1社目から給料にこだわって会社を探すのはあまり良い方法ではないといえます。
もちろん生活のためにも給料は高い方が嬉しいですが、生涯賃金差をひっくり返すためにも、将来的に高給与が得られるようにスキルを身に付けられる職場、経験が積める職場ということも重視して就活をされると良いと思います。
実際、大学中退者は就職活動に苦戦することが多いため、高給与にこだわるとさらに就職先が見つかり難くなります。
就活を粘ってみて大学中退社者が入社1年目で年収400万円、500万円といったような仕事が見つかるわけでもありません。
また、仕事に関しても営業職など歩合給の仕事にいきつくことが多いでしょう。
適性があれば営業職も天職になる可能性がありますが、営業職は離職率の高い職種です。
1ヶ月、2ヶ月で退職といった早期退職といった経歴が出来るのは絶対に避けたいところです。
それに営業職は将来のためにスキルを身に付けられる仕事とは言いがたいということもあります。
必要とされるスキル、経験を身に付けることが出来れば転職によって年収アップは可能です。
大学中退社の就活は厳しいという前提の中でも、スキルを身に付けるためにITエンジニアとして就職が出来るように就活をされることをおすすめします。
同じ企業での昇給よりも、転職での年収アップを目指す
忙しくてもスキルアップ出来る環境に身を置くことが大切です。
新規に始まるプロジェクトなどがあれば、積極的に手を挙げると良いです。
最初から厳しいプロジェクトになることが予想される場合には精鋭を揃える場合もありますが、経験の浅いプログラマーなどを育てる事も課長など仕事を振るポジションにいる人の役目です。
普段から、こんな仕事をやってきたい、などアピールしておいても良いでしょう。
プロジェクトにもよりますが、経験を積めるからと新人、若手エンジニアをアサインしてくれることがあります。
もちろん、必死に勉強して追いつくことが必要です。
大学中退者であってもエンジニアとして就職でき、スキルアップをしていくことが出来れば「経験者」として転職活動をすることが出来るようになります。
ITエンジニアの中途採用は、経験、スキルを重視します。
大学中退者だから落ちる、といったことはほとんど無くなります。
IT業界の平均年収は職種にもよりますが30代で500万円前後。
最初は年収200万円、300万円台のエンジニアでも転職先の会社によってはこの平均年収に近づくことが出来ます。
転職の際には貪欲に年収アップを狙ってみても良いでしょう。
20代は年収アップに成功しやすい年代でもあります。
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大学中退者でも狙える優良企業、ホワイト企業の探し方について。
働きやすい企業への就職を目指したい場合に。
大学中退者が就職しやすい業界はやはりあるといえます。
就職が難しい業界にどうしても、といった方もいるかと思いますが期間を決めて取り組むなどの方がフリーター期間が長くならずに良いかもしれません。