薬学部を中退して就職するには
薬学部に入学したものの、その後の勉強量についていけず、試験にも落ちてしまい留年・・・
周りには友人もいなく、また一年頑張れるだろうか。
無理かもしれない。
親に学費の負担をまたかけてしまうし・・・
など悩み、結局は薬学部中退という選択肢を選ぶ方も多いです。
留年をしていなくても、6年間、勉強をするモチベーション維持できないから、と中退される方もいます。
また、実は自分は医療系の仕事を本当に志望している訳ではなかったと気づいて、3年生などの時に中退、民間企業への就職に振り切る方もいます。
当たり前の話ですが、薬学部を中退して後悔しないかどうかが大切です。
薬学部を中退して就職することは可能です。
一番避けたいのが、薬学部を中退してニートになり末路へ進んでしまうことです。
薬学部を中退して就職を目指す場合、どのようにすると内定率の高い就活ができるか、といったことを解説しています。
Contents
薬学部中退、就職する際の注意点
薬学部を中退した後の進路として、就職を選ぶ人は多いと思います。
大学を中退する年齢にもよりますが、その分だけ年齢が高くなってしまっています。
それまで学んできた知識が全く生かされない企業に就職した場合、謙虚に学び、早く仕事を覚える姿勢が必要になります。
また学歴も薬学部中退によって、最終学歴が高卒になる方も多いのではと思います。
大卒と高卒では初任給も数万円差がありますし、年収も差があります。
そうしたことも納得して働くことが必要です。
でなければ就職しても短期退職といった可能性があり、転職を繰り返してしまうかもしれないからです。
また、職歴なし、未経験から就職する場合には年齢が若い方が有利です。
そうした注意点を踏まえて、薬学部中退後の就職活動に取り組むことが大切と言えます。
大学中退した人向けの就職支援サービスも複数あります。
今だと未経験者向けの就職支援はたくさんあり、プログラミングスクールなどもありますよね。
自力で就職活動をするのが難しい、どう就活していいか分からない、不安で・・・といった方は、次にご紹介するような大学中退者向け就職支援サービスを利用されることをおすすめします。
薬学部中退、大学中退後の就職活動に強い就職エージェント
薬学部、大学中退の後の進路として他大学への編入などではなく、就職を考える場合。
年齢的には十分、自力で就職活動をしても内定獲得はできると思います。
しかし、初めての就活という方も多いでしょうから、何から始めて良いのか分からない、業界研究や企業研究の仕方が分からない、履歴書が書けない・・・など迷ってしまうかもしれません。
就職エージェントを利用した場合、就職活動全般をサポートしてもらうことが出来ます。
自分で調べるよりも詳しい企業の情報なども提供してもらえるので、求人への応募を比較・検討しやすいというメリットもあります。
薬学部中退後の就職活動として、就職エージェントを利用する方法をおすすめしています。
大学中退者の支援実績も豊富な就職エージェント
中退者の就職支援に実績が多く、内定率が高い就職エージェントとしては、
などがあります。
実績が豊富で対応エリアも広いことから、ハタラクティブを最初にご紹介しています。
20代で職歴なし、正社員を目指す方の就職支援サポートを提供しています。
まずは気軽に情報収集から利用される方も多いですよ。
第二新卒エージェントneoはカウンセリングに力を入れていることが特徴です。
できれば手厚く、時間をかけてサポートを受けたい方におすすめです。
また、研修つきの就職エージェントもあります。
初めての就職活動、社会人としての心構え、準備もしたい場合には、以下の就職エージェントを利用されると良いでしょう。
研修の中で、社会人として働くための準備もすることができます。
就職カレッジは書類選考無し。
無料の就活講座(研修)を終えた後に面接会に参加することができます。
書類選考が無いことも、大きなメリットです。
それぞれの就職エージェントの特徴などについて、詳しくは、大学中退者向け就職サイトでご紹介をしています。
合わせてご覧になってみてください。
薬学部を中退して就職するなら早めの行動が大切
薬学部を中退した後の進路として、就職を考えている場合。
就職活動は辞めてからブランク期間を空けない方が良いです。
過去の資料になりますが、
独立行政法人 労働政策研究・研修機 2012年「大都市の若者の就業行動と意識の展開」 正社員になれた割合・フリーター期間別
によると、
フリーター期間が以下の場合の正社員になれた割合は、
- 6ヶ月以内 64.0%
- 7ヶ月~1年 58.3%
- 1年~2年 52.2%
- 2年~3年 58.9%
- 3年以上 48.9%
となっています。
大学を辞めてフリーターになると、期間が長くなればなるほど、正社員就職が難しくなってしまいます。
参考:https://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/documents/0148.pdf
薬学部を辞めた後ですから、まだ年齢的には20歳前後という方が多いと思います。
留年、浪人して薬学部中退といった場合には、24歳、25歳といった年齢になっている方もいるかもしれませんが、それでもまだ20代。
十分に就職できる年齢です。
とはいえ、薬学部を中退して半年以上経つと次第に就職成功率が下がってきてしまいますので、注意が必要です。
中退してから時間が経つと、フリーター生活にも慣れてきて次第に、「まだ就職は後でも良いかな・・・」といった気持ちになる可能性があります。
そうなると、余計に就職が難しくなってしまいます。
就職をすることを考えている場合には、早めに行動することで高い就職成功率の元、仕事探しができますしモチベーションも維持しやすいでしょう。
非正規雇用から正社員になるのは難しい
フリーター期間が長くなると、正社員になりにくいのは、企業が空白期間の長さを気にするから、ということも要因の一つです。
またフリーターなど非正規雇用になると、正規雇用になるのは難しいです。
その理由として、非正規雇用の仕事がキャリアとして評価できないものであることがあります。
誰にでもできる仕事をキャリアとして評価するのは難しいです。
フリーター歴が長くなると、就職しにくいのは年齢の割に経験を積んでいないからです。
アルバイト歴が10年だったとしても、職歴なし、未経験者の扱いになります。
それを考えると、薬学部を中退して将来的に安定して収入を得る、生活をしていくのであれば、非正規雇用は厳しいです。
派遣社員も同様です。
40代、50代になって非正規雇用の場合、年齢的な問題から、仕事を失う可能性もあります。
給料も正社員と比較して少ないため、生活が厳しく、将来的に末路を辿る可能性があります。
正社員として働きたいとお考えであれば、薬学部を中退してすぐに就職活動をスタートすることをおすすめします。
薬学部中退の学生は多い
薬学部は難しい学部です。
なんとなく薬学部を選んで入学した、といった方の場合、6年間勉強するモチベーションを維持できずに中退するケースも少なくありません。
そして、留年する人も多いです。
また薬剤師国家試験の合格率は約70%となります。
何年も留年しながら卒業まで頑張りぬく、という学生もいます。
しかし、その分お金がかかるのも事実です。
留年すればその分だけ、学費がかかります。
莫大な学費の負担に耐えられずに途中で中退する薬学生も多いのです。
中退率を知るための資料もあります。
薬学部の中退率は「卒業率」から知ることが出来ます。
しかし、卒業率が低い大学だと50%を切っています。
40%台、30%台といった大学もあります・・・
非常に低いですよね。
もちろん学生がすべて中退している訳ではなく、留年をしている学生もいると考えられます。
薬学部に入学をしたとしても、留年などをきっかけに、大学を中退して違う道に進む人は多いです。
民間企業に就職。
違う大学に編入。
公務員試験を目指す方。
医師を目指す(さらに難しそうですが)
登録販売者を取得して就職を目指す、といったケースも。
様々です。
薬学部中退の後の進路は様々選ぶことが可能です。
ですから、退学することををそこまで負い目に感じる必要はないと思います。
かえって、自分の選択肢で就職を選べるということで、気持ちが吹っ切れる方もいるようです。
薬学部は中退が多い。大学を中退する理由
薬学部を中退する理由で多いものをご紹介します。
- 留年
- 学費
- 勉強
- 人間関係
大きく分けると、上記になります。
特に薬学部は6年制ですから、大学にもよりますが学費は1200万円を見る必要があります。
1年、2年といった年次で留年した場合には、これからの学費を考えて早々に薬剤師になることに見切りをつけて退学。
違う大学への入学を目指したり、就職に切り替える、といったケースが多いと言えます。
薬学部を中退した後の末路を避けるには
薬学部を中退した後、やる気が出ない・・・とニートになってしまったり。
もしくはそれまでの授業でびっしりだった薬学生活の反動から、少し自由に生活したい、とフリーターになる、といった方もいるかもしれません。
どちらの生活になるにしても、期限を決めて正社員になるために、就活をスタートすることが大切です。
薬学部は中退が多い学部です。
文部科学省が全薬学部の退学状況を発表して話題となりました。
大学によっては退学率50%超、といったところもあります・・・
フリーター、ニート。
若いうちは良いかもしれませんが、人によってはフリーター、ニートから抜け出せなくなる可能性があります。
いずれも辿り着くのは末路です。
フリーターの末路
フリーターは自由さと引き換えに安定がありません。
20代なら若く体力もありますし、今は業界によってはアルバイト不足が深刻です。
仕事が見つからない、といったことは無いしょう。
ガッツリ、アルバイトすれば社会人1年目の手取り以上に稼ぐことも十分可能です。
しかし、フリーターの場合には、稼げはしますが給料は上がっていきません。
ずっと同じ年収です。
時給も上がっても10円~といったところでしょう。
そして30代、40代になるにつれてアルバイトが見つからなくなってきます。
体力も落ちてきますし、周りが20代のバイト先で年を取って働き続けることも難しいでしょう。
正社員と比べてフリーターの生涯賃金は3分の1以下、と言われています。
フリーターが加入するのは国民年金。
令和元年で見ると、国民年金は平均月額56,049円の支給でした。
ずっとフリーターの場合、月の受給額はこれよりも少なくなる可能性があります。
年金だけではとても生活できません。
ニートの末路
ニートの末路、想像するだけで悲惨です。
ニートの末路は孤独、といって良いでしょう。
引きこもりゆえに人との関係性がありません。
親のみというケースが多くなるでしょう。
そして、基本的には親の方が早く亡くなります。
ニート生活ができるのは、親のお金のおかげです。
その親が高齢になり、年金生活になり、いずれは自分よりも先に他界する。
そうなってから、社会生活を復活させようと思っても難しいでしょう。
働くにしても仕事を見つけることも困難です。
孤独に生を終える可能性があります。
引きこもりニートの最悪な末路といって良いのではないでしょうか。
こうした末路を避けるには、早い時期に正社員として働き、しっかりとした収入基盤を作ることが必要だと言えます。
薬学部を中退した後の就職活動のやり方
では薬学部を中退した後、就職活動の方法はどうすればいいのでしょうか。
年齢として20歳前後の方が多いと思います。
年齢で考えれば、自力でも十分に就職先を見つけられる年齢です。
薬学部を中退した後の就職活動の方法としては、
- ハローワーク
- わかものハローワーク
- 求人サイト
- 就職エージェント
が主なものとなります。
重要なのは、長く働くことができる自分に合った職場を見つけること。
情報収集がとても重要です。
また、ライバルもとても多い中途採用枠を狙っての就活になります。
応募する求人によっては、倍率が高く不採用が続く可能性があります。
待遇が良い求人、人気の職種。
転職市場では市場価値の高い第二新卒、経験者がライバルとして応募していることがあります。
しっかりと応募書類を作成し、面接対策をすることが必要です。
自力での就活で不採用が続く場合や、不安がある場合にはサポートを受けられる就職エージェントの活用をおすすめしています。
アルバイトから正社員登用を狙う方法もあります。
しかし、お勧めしていません。
必ず正社員になれる、という保証はありません。
場合によってはアルバイト歴だけ長くなり、結果としてフリーター生活が続く可能性があります。
おすすめの就活方法は、大学中退者の就職支援にも強い就職エージェントを利用する方法です。
内定率高い就職活動ができるメリットがあります。
未経験OKの正社員求人を扱っていることから、効率よく応募ができ、かつ積極的に未経験者を採用しているので内定獲得を目指しやすいです。
応募書類の添削、面接対策のサポートも受けられます。
多くの求職者のサポートをしてきたことから、内定者の傾向などを把握。
アドバイザーが内定獲得のためにポイントを抑えてアドバイスしてくれます。
面接対策に力を入れているエージェントも多いです。
求職者が内定を得られるようにサポートしてくれるため、孤独に就活をすることになる大学中退者にはメリットの多いサービスだと言えるでしょう。
薬学部を中退後、おすすめ就職エージェント
薬学部を中退した方におすすめする就職エージェントは、以下の就職エージェントです。
中退者の就職支援にも強い就職エージェント
薬学部を中退する前に
薬学部を中退することが避けられない状況の方もいるかもしれません。
しかし、薬学部を中退する前に一度考えてみて頂きたいのが、卒業を目指すことはできないか、ということです。
やはり親には相談した方が良いでしょう。
学費を出してもらっている訳ですし、しっかりと向き合って相談することが大切です。
辞めた後の進路についても、できれば人生の先達として相談に乗ってもらいながら検討してみてください。
薬学部を中退した後、他の大学への編入や就職先について一緒に考えることができるかもしれません。
一人で判断するのは難しいこともあります。
客観的な意見も聞けると、判断材料になります。
薬学部中退後の就職、まとめ
薬学部は難しい学部です。
退学率の調査結果から私立大学の方が退学する学生が多い傾向も見えてきています。
今の状況はどうでしょうか。
もし薬学部を中退する場合、辞めた後の進路についても考えておくことが大切です。
大学を中退してからゆっくり考えよう、と思っているとフリーターになりやすいです。
期限を決めて就活が出来るのであれば良いと思います。
でも、フリーター生活は意外と充実していますし、自由さがあります。
慣れてくると生活を変えるのが億劫になり、フリーターを続けてしまいがちです。
フリーター歴が長くなると、正社員になるのが難しくなってきます。
薬学部中退後、就職をお考えになっているのであれば、早い時期に就活をスタートし就職を目指すことをおすすめします。
そのための方法として、就職エージェントの利用をおすすめしています。
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